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高識別特徴量を用いた3次元物体識別Last updated: Sep. 24, 2016.
【参考文献】
本手法では, まず,物理シミュレータと3D-CGを使用してばら積み物体で構成される入力データを 人工合成し,特徴量を抽出します. これによって,入力データに発生する特徴量を予測します. 次に,物体モデルから特徴量を一つ抽出し, ばら積み物体に発生する特徴量を2種類に分類します. 一つは,抽出した物体モデルの特徴量と正しく対応すべき特徴量であり, これをポジティブサンプルとします. もう一つは,ポジティブサンプル以外の特徴量であり, これをネガティブサンプルとします. そして,分類したポジティブ・ネガティブサンプルを用いて物体モデルの特徴量の安定性と偽の特徴量との分別性を算出し, これらを統合することによって識別性能を評価します. この識別性能は,物体モデルの全ての特徴量に対して評価し, 最終的に性能が高い複数の特徴量(高識別特徴量)を認識に使用します. P+はこのxを用いた式(2),(3)により評価されます. pはxと他のサンプル点siとの距離であり, 大きいほど特徴空間におけるxとsiの距離が近いことを意味します. また,式(3)におけるNobjは,ばら積みシーン中の物体数であり, ωはポジティブサンプルの検出率です. この式(3)におけるP+は大きいほどポジティブサンプル群が集中していることを意味します. 特徴空間上のネガティブサンプルをynとし,その集合をBとすると, δはynがネガティブサンプルの代表点s-iと同クラスであった場合に1を 出力する関数です.Phはs-i周辺のネガティブサンプルの発生頻度を 全ネガティブサンプル数で正規化することによって計算されます. そのため,Phはs-i周辺に発生するネガティブサンプル数が 多いほど高い値となります.したがって, P-は大きいほど発生頻度の高いネガティブサンプル群と分離していることを 意味します. R値の高い特徴量は,P+とP-の両方が大きく, 特徴量の安定性と偽の特徴量との分別性が高いため, 本手法では,R値の高い複数の特徴量を事前に選択し, 使用することによって高信頼な認識を実現します. このページの制作: 橋本研究室(武井翔一) Copyright 2015 ISL, Chukyo University
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