Y. Sakuramoto, M. Saito, and M. Hashimoto,“Object Detection using Effective Pixels for Distinguishing from Similar Objects”,Proceeding of International Symposium on Optomechatronic Technologies (ISOT), T1A-4, pp.1-6, Oct. 2013.
参照画素群の識別性能は,ポジティブサンプルとネガティブサンプルを用いて評価します.
ある参照画素群が選択されたとき,これと両サンプル群の類似度をヒストグラム化します.
ヒストグラムの2クラスの重複部分の大きさは対象物と類似物の識別が失敗する確率を表現し,2クラスの代表点の距離(分離度)は未学習データに対する汎化性能を表現しています.
したがって,この重複面積 S を最小化し,さらに2クラスの分離度 D を最大化するような参照画素を選択することができれば,識別性能が最大である画素群を選択できます.
画素群の評価式は以下の式と定義し,評価値 F を最大とする画素群が対象物と類似物の識別に有効な参照画素です.