異なる撮影環境間におけるキズ検査のための画像データベース
・データベースの概要
本データベースは,学習時と検査時の撮影環境の違いが,検査アルゴリズムの精度に与える影響を評価することを目的として作成されたものであり,位置と姿勢が同一のゴム素地を,異なる3種のカメラで撮影した画像が保存されています.本データベースを利用することによって,撮影環境の変化に対する検査アルゴリズムのロバスト性や,良否判定精度の劣化度合いを評価することが可能です.基本的な使用方法として,ある撮影環境(camera_A)で取得したデータセットを用いて検査アルゴリズムを学習し,別環境(camera_B/camera_C)で取得したデータセットを用いてテストすることにより,撮影環境の違いに対するロバスト性を定量的に評価することを想定しています.
なお,学会や雑誌等の公開物に使用される場合は,出典として以下のURLまたは文献等の記載をお願いできれば幸いです.
URL:http://isl.sist.chukyo-u.ac.jp/archives/imaging-environment-pair
<出典> 平松直人,小林大起,秋月秀一,橋本学,理想ペア画像を用いた画像変換に基づく異なるカメラ間ギャップ低減による異常検知の高精度化, 精密工学会誌, Vol91, No.2, pp.185-191, 2025.
・公開済みのデータベースについて
本データベースは,以下の表に示す解像度やセンサなどスペックの異なる3種のカメラで,ゴム素地を同一の位置と姿勢で撮影した画像を保存しています.
3種の異なるカメラから取得した画像は,画角を一致させるための縦方向・横方向の縮小処理を適用した後,画像中央の512×512領域を切り出します.その画像をグレースケール画像(幅512,高さ512,チャンネル数1)に加工してから公開しています. 全ての画像は,PNG画像として保存しています.
・データベース:ダウンロード(935.9MB)
■正常画像(camera_A:250枚,camera_B:250枚,camera_C:250枚 463.7MB)
■異常画像(camera_A:250枚,camera_B:250枚,camera_C:250枚 472.2MB)
・データベースの階層構造
dataset
|--camera_A
| |--normal
| | |--001.png
| | |--002.png
| |--scratch
| |--001.png
| |--002.png
|
|--camera_B
|--camera_C
データセットには,異なる3種のカメラcamera_A,camera_B,camera_Cで撮影した正常画像(Normal),異常画像(scratch)がそれぞれ250枚ずつ含まれています.検査アルゴリズムを評価する際には,データベース内の画像群をk 分割し,1つを評価用画像群,残りのk-1つを学習用画像群として扱うk分割交差検証法を想定しています.